2007年2月
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445.横浜の大さんばしの経営問題  
名前:ニューカマー    日付:2月22日(木) 14時3分
今、TVのニュースで横浜の大さんばしの話を流していました。

建設後5年程になるそうですが、収支のバランスが予想と大違いで借入金の返済に問題が起こりそうとの事でした。

その理由の一つに客船の寄港数の増加があると話していました。結果としてホールを一般のイベントに貸し出す回数が減少し予定していた収益があがらず、駐車場の利用数も少なくこれまた減収の理由の一つに数えられていました。

今後借入金返済が始まった時客船の乗客にその皺寄せがくる様な事がなければいいがと思っております。



446.Re: 横浜の大さんばし
名前:藤原雄一郎    日付:2月22日(木) 15時39分
神戸空港なども全く同じですが、建設するときは採算が合うように現実を無視した楽観的条件を設定するのがお役人の常套手段です。

中部国際空港の建設では美観を考えたコスト無視の設計にトヨタ流が入ってお金の無駄使いを抑止させました。

また大阪の第三セクターによる豪華な建物はすべて破綻をきたし、税金の注入を行っています。

大さん橋の建設過程については良く知りませんが、ニューカマーさんのお話を伺って、「またか」と思いました。

>ホールを一般のイベントに貸し出す回数が減少し
とありますが、どこのホールでしょうか。にっぽん丸のニューイヤーではじめて大さん橋を利用しましたが、イベントが出来ない状態では全くなくて、閑散としていました。これもお役人の言い訳でしょうか。報道ももっと鋭く切り込むべきだと思います。

客船の寄港数が多ければポートチャージの収入も増えよいことではないのでしょうか。今後客船の寄港が減少すると「客船寄港数の減少により、ポートチャージが予想より少なくなって、赤字が膨らんだ」と言い訳することでしょう。

要するに経営努力が足りない、あるいは経営を全くしていないのが採算悪化の原因だと思います。この際、経営陣を入れ替えるのが有効だと思いませんか?


447.Re: 横浜の大さんばし
名前:桑原    日付:2月22日(木) 19時6分
 大桟橋のホールは海外クルーズに使う保税区画のさらに奥にある,いわゆる「くじらの頭」にあたる部分のことだと思いますが,構造上旅客ロビーとは完全に隔離されていて客船の寄港と無関係にイベントを開催できるようになっているはずです(参考)。というより,現に客船入港時も何やらイベントをやっているのを目撃したことがありますし,客船の寄港によって収益が減ったという理屈は完全に矛盾しています。

 そもそも客船ターミナルなのに,客船の寄港と無関係なホール貸出を主要な収益源とするビジネスモデルが変であるということは,素人目にも明らかです。せっかく客船の寄港が増えるのだったら,その集客力を収益に結び付けられる発想こそが求められるのではないでしょうか。
 例えば,飲食施設の貧弱さは誰もが指摘するところらしく,「大桟橋でまともに食事ができる場所はロイヤルウィングくらいしかない」という笑い話も聞かれます。客船の入出港や寄港に合わせて臨時でも良いので何か飲食施設があれば,大きな収益源になるだけでなく出港待ちの乗客や見物客の便宜にもなると思うのですが。
 あと,クルーズ会社のブースとかあったはずですが,それらがまともに開いているのを見たことがありません。客船の入港日に合わせて売り込みでもやれば繁昌すると思うのですが,あるいは施設内でのそういった行為は禁止されているのでしょうか。

 もっとも,私の地元の自治体も他所のことは言えた義理ではないのですが,利権の巣窟のような再開発や建造物で溢れ返っているのは,住民として全く恥ずかしい限りです。


448.Re: 横浜の大さんばし
名前:藤原雄一郎    日付:2月22日(木) 20時9分
桑原さんの情報でますます経営の問題であることが明確になりそうです。報道機関も関係者のいうことを垂れ流しでは報道機関の資格はありませんね。

これ以上書くと「藤原雄一郎の時事通信」での激しい官僚とメディア非難に発展しそうなので・・・

ニューカマーさんありがとうございました。貴重な情報です。


449.Re: 横浜の大さんばし
名前:ビギナー    日付:2月23日(金) 11時42分

ニューカマーさんがご覧になったテレビ番組を、たまたま私も見ました。テレビ朝日の夕方のニュース番組でした。視聴していて、テレビ局の取材と分析が極めて断片的かつ稚拙であることに驚いた次第です。そして、番組の結論は「横浜に客船ターミナルを造ったのが間違い。市長は責任を取れ」という趣旨だと受け取りました。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

四六時中多数の航空機が発着する空港でさえ、ターミナルビルは経営不振のところが殆どなのに、年間で4割の日しか客船が入らない横浜港で、ターミナルビルの経営が黒字になるはずがありません。横浜は客船の入港数では日本一ですから、他の港でもターミナルビルがある所は赤字であるに違いありません。

横浜の客船ターミナルは、建設(建替え)計画が出た時から問題視されていました。国際コンペで設計案を募集し、外国の設計グループの案を採用したため、何処にも無い奇抜な外観の建物が出来上がりましたが、建設費が随分と嵩んだと言われています。バブル経済の時代の発想であることと、一部のマスコミからゼネコン市長と呼ばれたくらい土建工事が得意だった前市長(元建設省事務次官)の時代に計画され着工されたので、余計に高価な施設になったという説も当地にはありました。

そもそも港湾設備である客船ターミナルは、船客の乗下船に必要な程度の規模のものを税金で建設すべきところ、建設費を債券発行など借金で賄ったことに問題があります。借金を計画すれば、その返済のための収益が得られるかのような無理な計画をでっち上げねばなりません。イベント用スペースの設置は、計画全体の実現のための苦肉の策として出されたものだと思います。桑原さんが仰るように、イベントと客船の入港とは何の関係もないわけですから。

ならば、イベント開催が可能な設計になっているかというと、この掲示板で複数の方々からご指摘があるように、便所も飲食店も足りない欠陥施設です。そんな場所でイベントを計画する馬鹿はいません。大都市横浜には、至便な場所に設備が充実した大小各種のホールなどが幾らでもあります。

ただ、テレビが示したデータにあったように、ターミナルの駐車場経営は年々着実に収入を増やしています。これは数度にわたり料金体系を改訂した市の経営努力の成果です。また、本来の埠頭の目的である客船の入港は、当初計画の見積の2倍以上に増加し、日本一になりました。客船専用埠頭の運営としては大成功なのではないでしょうか。これは現市長になってからの積極的誘致策が奏功したといえます。

入港数が増加すれば、港湾使用料のほかに炊事用水道水や燃料の販売益が市に入ります。宿泊、飲食、交通、観光などの市の経済に増収効果が波及します。以前に外国客船の入港と経済効果について、別のスレッドに書きましたが、市の調査が市に都合の良いものであったとしても、相当の経済効果があるわけです。報道する者は、そういう事柄も分析に加えて総合的な見地から論じなければならないと考えます。

ところが、この辺の評価がテレビ朝日の報道には全くなく、「入港数の増加がイベントへの貸し出しを減らした」という市職員の誠に奇妙な恣意的な言い訳を真に受け、それが経営不振の原因であるかのような印象を視聴者に与える間抜けな報道でした。さらに、上記のように現在のターミナルを建造したのは前市長の時代であり、現市長を名指しで非難するかのようなコメンテータ(大谷氏)の発言は、事実に基づかない不穏当なものだと思います。

また、桑原さんのご指摘のとおりで、イベント用スペースはCIQスペースとは別個です。テレビでイベント会場だと紹介された場所はCIQスペースです。イベント用のスペースはその奥にあります。いったい何のための現場取材なのか、開いた口が塞がりません。

そもそも、CIQスペースが使用されるのは外国船を含む海外クルーズに限られますから、入港数が増えたとはいえ多くは国内クルーズですので、CIQスペースは使用しません。ですから、入港数の増加とイベントの減少とは事実上無関係です。

なお、藤原さんが大桟橋で利用されたのは、国内クルーズですから建物の入口にあるホール(待合所)だけだったと推察できます。その奥にパーティションで締め切られたCIQスペースがあり、更にその奥にイベント用スペースがある構造です。

今のテレビ局の記者の能力がこの程度だとすると、深刻な事態です。こんな港の建物とは比較にならない政治や経済の大事な問題についても、その取材能力が疑問になるからです。そんな危機感を持ったので、長話をしてしまいました。ご容赦下さい。



450.Re: 横浜の大さんばし
名前:藤原雄一郎    日付:2月23日(金) 11時25分
ビギナーさん

長文の貴重な情報ありがとうございました。まさに「藤原雄一郎の時事通信」の世界です。

メディアの不勉強ぶりにはいつも頭に来ている私です。政治経済の分野でも「それでも報道機関か!」というような報道は日常茶飯事です。

そして「あるある捏造」のような視聴率さえ取れればよいとのでたらめが跋扈しています。そしてメディア以外にはキチガイじみたメディアスクラムをかけます・・・

書き出したらすごい長文になりますので、この辺でやめますが、テレビは信用してはいけないのです。映像が強烈な印象を与えるものですから、信じてしまいますが、きわめて危険なしろものです。


451.Re: 横浜の大さんばし
名前:クルーズファン    日付:2月23日(金) 11時38分
皆さんのお話を聞いて吃驚してしまいました。
大桟橋の客船入港数が大幅に増加し日本一になったのに赤字とは・・・
そもそもの目的は客船に寄港して頂くことだと思います。それを客船が増えたから赤字だなんて何を言っているのでしょうか?
確かに大桟橋は問題点がいっぱいあります。薄暗いですし、トイレも少なく解りにくい、レストランや喫茶店が少なくゆっくり出来ない。写真展などやっても目立たない。でも私はお店屋さんは好きです。乗船する前はいつも立ち寄ります。船内で使えるようなショールやバッグなど手頃な値段で売っています。横浜の思い出になるようなお土産もあります。
飛鳥Ⅱの母港にもなったし経営努力をして欲しいです。


452.Re: 横浜の大さんばし
名前:ビギナー    日付:2月23日(金) 11時50分
       
上記の私のカキコに書き忘れた次の文章を追加いたしました。

藤原さんが仰るとおり、テレビ報道を鵜呑みにしてはいけませんね。場当たり的な報道が増えています。

【追記した文章】
そもそも、CIQスペースが使用されるのは外国船を含む海外クルーズに限られますから、入港数が増えたとはいえ多くは国内クルーズですので、CIQスペースは使用しません。ですから、入港数の増加とイベントの減少とは事実上無関係です。
        
      


453.Re: 横浜の大さんばし
名前:藤原雄一郎    日付:2月23日(金) 13時16分
現在関空は民間出身のトップで、色々と経営的に試行錯誤しています。横浜という絶好の立地で周辺には観光施設がたくさんあるのですから、民間出身の経営者と交代すべきと思います。

それと二度と採算無視の設備を作らないことです。しかし採算の観念のないお役人には無理かな?現市長さんには期待しているのですが。


466.Re: 横浜の大さんばし
名前:桑原    日付:2月24日(土) 11時11分
 件のニュース番組は見ていないので断定的なコメントは控えますが,テレビ朝日ってクルーズ客船に対し何か恨みでもあるのでしょうか(笑)。お話から推察するに「客船を悪者に仕立てられるネタに食い付いた」という雰囲気です。

 単に「無駄な施設を作りやがってけしからん」という論調だったら納得できますが,その責任を客船の誘致活動に転嫁することに,一体どんな報道意義があるのでしょうか。
 資料を調べてみると確かに CIQ 区画(保税区画)はイベントに貸し出すことも可能らしいですけど,あそこが CIQ 以外の目的で使われているのを見たことがありません。船会社からもきっちり利用料を徴集するようですので,外国船の寄港が増えれば間違いなく収益が増えるはずです。

 トイレや飲食施設の不足については最初から分かっていましたので,前回乗船時にはそのまま船に直行していました。一旦船に入ってしまえば,そういった類の施設は全部揃っていますので。「大桟橋で一番便利なトイレは停泊中の船の中にある」というのも,新たな笑い話のネタになりそうです。逆に,客船の素晴らしさを実感できるように,陸上はわざわざ不便にしているとか?


467.Re: 横浜の大さんばし
名前:藤原雄一郎    日付:2月24日(土) 11時13分
>テレビ朝日ってクルーズ客船に対し何か恨みでもあるのでしょうか(笑)

そうではなく、単に反体制を気取って正義の味方をよそっているだけの底の浅い噴飯物です。

飛鳥2のとき朝日新聞ですが、とても意地悪な記事を載せてクルーズ関係者の激怒をかっていました。

反体制を気取るのは結構ですが、もう少し緻密な取材をして欲しいですね。