昨夜遅く帰ってきました。「終わりよければすべて良し」という言葉をRCIの幹部は知らないのでしょうか。最後にやってくれました。 ただRCIの名誉のために言っておきますが、あくまでこれは例外と考えてください。下船待ちの白人乗客から「今回RCI初めての人が二度とRCIには戻らないとは言って欲しくない。他の船は実に手馴れて、むしろ手馴れすぎるほど素晴らしいコントロールなんだから」と言っていました。
またRCIの日本人リピータは「この船は面白くないね。他の船はそれはそれは楽しかった」といってました。
特筆したいのは団体50名を引率していたクラブ・ツーリズムの添乗員さんです。私たちの大混乱と比較してクラツーの乗客は「何事もなかった」ように整然と下船していました。さすがだと思いました。
当分、この混乱が収まるまで、私たちのように「混乱時の対応をこそ見たい」という意地悪な人を除いては、添乗員なしの乗船は見合わせたほうが良いと思います。
さて前置きが長くなりましたが、一体最後に何が起こったのでしょうか?
香港入港の時間になりました。いよいよ着岸です。でも出発時の港と違う、辺鄙なコンテナヤードです。たくさんのバスが待っています。みえこさんが、下船スケジュールを片手に「これから乗船時の港に行くには時間があわないわよ」といいます。
私は「なあにここでツアー客が降りたら乗船の時の港につくのさ。落ち着いて待てばいいよ」といいました。それでもみえこさんは納得せず。他の乗客に聞いたところ、ここで全員下船とのこと。そこで私は「これはチャンス」と生き生きして取材活動を開始しました。
色々な情報を総合すると「ここで下船し、出発時の港までバスで行き、そこで荷物を受け取る」とのことでした。そこでどうしてこの情報を得たのかと取材したところ、白人は「部屋にメモが入っていた」というのです。個人旅行の日本人も「部屋に日本語のメモが入っていたわよ」という人もいます。
しかし私たちの部屋には英語も、日本語も入っていません。それからさらにしつこく取材すると、白人の中にも着岸して初めて知った人もかなりいました。また実に旅なれた英語堪能な日本人家族は全く知らず「飛行機が間に合わない」といささかパニック状態でした。
「ここで下船して荷物を引き取り直接空港へ」と交渉したらしいのですが、らちがあかないと嘆いていました。それから早い飛行機を予約していた日本人乗客は半狂乱で大変なところをクラツーさんに助けられたとも聞きました。(未確認・伝聞)この乗客のかたは次回からクラツーさんにして欲しいと勝手に思いました。
それからやっと下船しましたが、聞いていたのとは違って荷物をその場でみなさん勝手にひきとりバスにつみこんでいます。それをコントロールする船側の係員は探しても見当たりません。でもそれが正解でした。
うっかり説明を信じて乗船した港で荷物を受け取っていたら恐らく飛行機には間に合わなかったでしょう。また下船してもバスへの誘導をする係員は皆無なのです。
とにかくこのような混乱の時に状況を聞こうとしても係員がいないので聞くことも出来ません。フロントには長蛇の列で乗客がならんでいます。普通は下船説明会があり、しつこいくらい説明があるのに、この船は何もなく、必要なタグを部屋に配るだけです。たいした説明書もありません。
結局私たちの場合は下船開始時刻の10時から3時間経過した午後1時に乗船した港にたどりつき、そこからタクシーに乗りました。2000人近い乗客ですから、簡単には下船できないでしょうが、3時間は長すぎます。私たちは下船予定時間の5時間後の飛行機でしたから十分余裕を持って行動できました。
それにしても問題なのは情報の伝達と、乗客へのスムースな誘導の致命的な欠落です。このようなことは(出発港と帰着港がことなる)今回で二回目であるとのことですが、出港前に十分わかっていたことですから、事前に十分に注意を喚起するのが普通で、クルーズを行う資格があるのかと疑いました。
当分は添乗員つきのツアーに参加するか、十分に余裕をもったスケジュールで予定を組むか、何らかの対応が必要だと思います。
一応一生懸命取材したつもりですが、細かい事実に誤認があるかも知れません。でも大混乱であったことだけは事実です。せっかくアジアに本格的な船がやってきたと思ったのに実に残念です。
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