私はクルーズではあまり写真を撮らない主義なのですが,クルーズ船の熱海寄港は珍しいですので,これから熱海クルーズに乗船される方の参考のために,観光情報(?)を兼ねて掲載しておきます。携帯電話のしょうもないレンズで解像度も画質も粗悪なので(笑),観賞用でなくあくまでレファレンスとしてご覧下さい。
にっぽん丸が停泊したのは耐震強化岸壁(通称ナナハン岸壁)という場所で,写真
1 はそれを示す看板です(撮影場所)。クルーズ岸壁としては全く整備が進んでいなくて,雨が降ると水たまりだらけで歩くのも難儀するような場所でしたが,それ以前はもっと荒れ果てていてそもそも岸壁としての用を成さない状態だったそうです。 阪神大震災に被災した方なら身に染みてご存知と思いますけど,耐震岸壁は震災復興になくてはならない設備なのですが,地方ではなかなか整備の予算が出ないのが現状です。熱海港の耐震岸壁は,にっぽん丸寄港を契機にようやく改修の予算が出たという経緯がありました。海洋大国でかつ震災大国である日本では,地方の耐震岸壁は重要な社会資本ですが,その整備維持のためにクルーズ船が大いに貢献しているという事例でした。 賢明なる皆様ならある矛盾にお気付きかも知れませんが,この岸壁の総延長は
155 m に対しにっぽん丸の全長は 167 m
もあるので,普通に考えると着岸不可能です。ただ,船の全長は舳先から艫元までの長さなので喫水部はもう少し短くなりますし,喫水(6.6
m)にも余裕がありますので前後に多少の猶予ができます。それでもギリギリのサイズであることに変わりはなく,入港時には 2
隻のタグボートが両方とも左舷に付いて,まるで横に押し込むように着岸していました。
耐震強化岸壁は少し町外れで,中心街に近いマリーナのあたりまで無料バスが出ていました。岸壁のあたりも一応観光スポットなので,歩いていける範囲にも結構見所はあります。 停泊中のにっぽん丸を撮影したいのなら,近くのロープウェーをお薦めします。写真 2 は山頂駅の付近(撮影場所)から撮影したにっぽん丸です。携帯電話のレンズは広角なのですが,50 mm
の画角に合わせてトリミングしていますので撮影の参考にして下さい。 付近には,秘宝館とかいう世俗的な(笑)観光施設やあいじょう岬とかいういかにもな(笑)スポットがあって,晴れた日には若いカップルが押し寄せるような場所なのでしょうけど,風景を撮るにも船を撮るにも絶好の場所に変わりありません。料金も往復で
\500 なので,ちょっとした展望台と考えても安い方です。 さらに少し歩いた場所には熱海城があって,そこの天守閣はもっと見晴しが良いのですが,博物館も兼ねているのか入場料が \900
もかかりますので,こちらの方は予算とご相談下さい。
写真 3(撮影場所)は岸壁のすぐ近くから出ている「ゆーみんアルファ」という遊覧船で,屋上デッキとかがあるので海からにっぽん丸を堪能するにはうってつけなのですが,残念ながら当日は風雨のため欠航となっていました。熱海港外は太平洋に向かって開けているので,うねりが押し寄せる日には,スリリングな遊覧を楽しむことができるでしょう(笑)。 乗船券(\1,200)はロープウェー駅の隣にある事務所(所在地)まで買いに行かなければなりませんが,停泊中なら発着場所でも購入きるそうです。
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